訪問入浴専門の看護師の実態

訪問入浴というのは、ご自宅の浴槽を使って入浴ができない人たちに対して専門スタッフがご自宅を訪問し、お部屋にいながら入浴ができる方法です。移動式の浴槽を使いますから狭い場所や高層ビルでサービス提供ができます。

ここでは、訪問入浴専門の看護師としての仕事の実態をご紹介しましょう。

求人誌やハローワークに行っても訪問入浴の看護師募集はとても多いです。 年中募集していると言って良いほど人手不足のようです。 訪問入浴を担当する常勤の看護師は1名か2名で、それ以外はパートや 派遣が大半です。

ハードな仕事ですからスタッフは一年中不足していて 悲鳴を上げています。 訪問入浴の仕事は月に<1回からでも可能>とか<1日2時間〜3時間でOK> など仕事がしやすい条件が多いのですが、なにせ仕事そのものがハードなの が一番の問題点です。訪問入浴は一件を約60分でこなします。

基本グループは看護師1名・介護士2名で重症の利用者様を訪問する 場合は看護師が2名になったり介護士が3名のケースもあります。 移動式浴槽の設置・準備などもあり夏場などは汗だくになります。

事業所によっては看護師は看護師業務メインで介護士との仕事をきちんと 区分しているところもあります。 けれども大半は看護師も助手的な立場になってしまい入浴介助やトランス・ 更衣などを手伝います。

看護師の主な仕事は、

(1)バイタルチェック
(2)入浴の可否判定をすること
(3)入浴中の健康管理
(4)トランス
(5)胃ろうなどの管理
(6)更衣  

などです。

バイタルチェックとは、<血圧・脈拍・体温>をチェックすることで、 トランスとは介助のトランスファー(移乗)のことで介護現場では これを省略して「トランス」と呼んでいるようです。 午前中に3件から4件、午後に3件から4件のご家庭を訪問しますから、 ずっと入浴介助をしているととてもハードなのは想像しても厳しい勤務です。

ハードな仕事ではありますが、訪問入浴の看護師は他のパート看護師 よりも時給は高い水準です。年中無休の事業所は年末年始も仕事が ありますから特別手当も高くでますし、一般的な時給も1,600円〜 2,500円と高い金額です。

常勤看護師は管理記録や看護記録を作成したり翌日の訪問準備や 連絡など利用者様との連絡などがあり事業所に戻ってからも仕事が 山のようにあるので残業が多いです。

しかしパート勤務の場合は時間内に訪問を終わらせるので残業は ほとんどありません。 以上、訪問入浴専門の看護師としての仕事の実態をご紹介しました。 いずれにしても体力勝負の職場であるのは間違いなさそうです。

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